05

10

コメント:

ざくろ

5月に入ってまったく走っていない。
道志村ショックを引き摺るけど、その前あたりから左の腰からケツ、太ももにかけて痺れが出るようになっていた。
鈍くて重くてジンジン痺れる感じ。
2年くらい前にもなったことがあるんだけど、そん時はヘルニアの手前みたいな感じだよ、ってことだった。
でも2年前は痺れで眠れなかったりもしたからあん時よりは症状は軽い。よく眠れるし(笑)

歩いているときや立っているときは全然つらくない。だから走れるんじゃないかとも思う。
でも、座っているときや寝ているときはジンジン痺れる。ジッとしていると痺れてくる。
いろいろグリグリやったりじっとしていたりしているんだけど、あまり変わりがない。
ま、よくわかんねーし、時間もないから、そろそろ走ってみようかな。

*************************************

週末にバスと電車に乗って出かけた。
駅を降りると彼女のお母さんが車で迎えに来てくれた。

病院に着いて病室まで一緒に行くと、お母さんは彼女と二言三言話をしただけですぐに病室を出て行った。
具合はどう?と訊くけどその返事はあまり元気そうではない。まだあまりよくなっていないのだろう。

彼女の腕には点滴が繋がっていて、その腕も顔も黄疸が出ていた。
僕は丸椅子に座り、カバンの中から本を取り出して読みだした。

何の本を読んでいるのか?と訊かれたのでドストエフスキーの『賭博者』だと答えた。
彼女は病室の天井を見つめながら、それは面白いのか?と訊いた。

昨日から読み始めたけどあまり面白くないと答えた。
そのまま彼女は目を閉じて眠り始めたので、僕は本の続きを読み始めた。

昼になったので、ご飯を食べてくると彼女に伝えた。彼女は少しだけ目を開けて、少しだけ頷いた。

先週と同じように病院のすぐそばにある蕎麦屋へ入り、先週と同じようにとろろ蕎麦を頼んだ。
スポーツ新聞を読みながら、とろろに鶉の卵とわさびを入れてかき回した。

病室へ戻ると、彼女の友だちが来ていた。
僕らは初めましてと挨拶を交わした。

さっきよりも彼女の顔色はよくなっていて、その友だちと話をしていた。
僕は丸椅子に座りながら二人の会話を聴いていた。

しばらくするとその友だちはお見舞いの品を持って来たんだと言って、バッグの中からざくろを取り出した。

ざくろ?

僕は今までざくろを見たことがなかった。

その友だちがざくろを割ると、中から出てきた果肉の鮮やかな色とその精巧な形に驚いた。
その果肉の色や艶や形が、自然のものとして存在していることが不思議に思えた。

その後も彼女と彼女の友だちの会話を聴きながら、ざくろをずっと眺めていた。
見れば見るほど不思議な形と色をしていた。見飽きることがない。

やがて彼女の友だちが帰ると言うので、僕はその友だちを病院の外まで見送った。
いつの間にか彼女のお母さんが車で来ていて、その友だちを乗せて行った。

病室へ戻ると、彼女は少し疲れたようで、少しだけ話をしたあとにまた目を閉じて眠り始めた。
僕は丸椅子に座って本の続きを読み始めたが、やがてそれを諦めサイドテーブルに置かれたざくろを眺め始めた。

その果肉の色と形はこの部屋のあらゆるものの中で異彩を放ち、生命力に満ち溢れていた。
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くっし~

先日は某司会お疲れ様でした。
個人的には存じ上げないので、この投稿は現在のリアルな話こと思ってコメントしづらかったですが、習作(?)だったんですね。
文体に引き込まれて、味わってしまいました。
素晴らしい。
これから少しずつ、ブログの他の部分も読ませていただこうと思います。

05

13

07:22

アレキ


くっし~さん

先日はお疲れさまでした。
いや、ブログは落書きみたいなものですから。
また一緒に飲みましょうね。

05

19

07:23

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