僕と違って、レースに対してはいつも誠実かつ真摯な姿勢で臨んでいるkinさんが、この日ばかりは、もうまったくやる気も覇気もなく、そんなボヤキを車中で聴きながら、伊吹山へ向かう(笑)
ま、結局はきっちり走られていたようだけど。
会場へ着いて受付をするも、目印のぐわT、もしくは目印のカブトムシさんを見つけられないので、一旦、車に戻り準備をする。
タラタラと準備をして、会場へ戻ると、昨年と同じように、黄色い軍団が勢ぞろいしていた。
会場の中でやたらと目立つ黄色い軍団。そのあまりに鮮やかで壮大な黄色い景色に感動した僕は、あまり近づきたくないな、と思った(笑)
もうすでにスタート間近ということで大急ぎで集合写真やらシューズ写真を撮って、スタート地点に並ぶ。

初めましての方やお久しぶりの方とご挨拶をしたり、お話をしたりしながら、スタートを待つので、まったり楽しく過ごすことができて、いつも以上に緊張感はない。
ここで気になったことは、なぜ井出さんが折り畳み傘を手に持ったままスタートを待っていたのかということくらいだ。あれ折り畳み傘兼ストックなのかな。
ま、いろいろ端折るけど、とにかくスタート!
今回、わざわざ関東からここまで遠征しているわけで、それを考えればこのレースはきっちり走らなくてはならない。
しかし、前日の二人の妖術にすっかりはまった僕は、そんな状態ではない。とにかく体調不良だ。
だから、せめて1合目までの舗装路は歩かずに走りきろう。そこまでががんばりどころだ。
そう、僕のこの日の戦略は、1合目までは歩かず走り、そこからは、5合目あたりでやってくる復活を待ち続けてダラダラと前に進み続ける作戦だ。
復活は必ずやってくると信じて、動き続ける。
そう思ってスタートしたが、それって昨年とまったく同じこと思ってるな、と気づく。
どうやらまったく成長していないようだ。
ま、とにかく1合目まで我慢だ、と思いながら走る。
途中で、りょうたさんに抜かれて声をかけられた。後でわかったがなんか小ボケをかましていたらしいが、まったく気づかずにスルーしてしまった。ごめんなさい(笑)
林道に入ると背中から熱い思いが溢れているカブトムシさんが歩いていたので、抜かしざまに、走りましょうと声をかける。
しかし、その歩きは戦略的歩きだったようで、その後は抜きつ抜かれつを繰り返す。
なんかね、カブトムシさん、歩きも走りも以前に増して力強くなってたように思う。丹後が楽しみだ。
林道を走りながら何度も歩きたくなる。まぁ、走ると言っても相変わらず走る人には抜かれ続けるくらいのスピードだ。
歩きたくなるんだけど昨年もなんとか1合目までは走ったし、それで歩いたら今年は昨年よりひどいということじゃないか、と思い、必死で走る。
その後も走り続けて、もうすぐ1合目という平坦な道になったところで、歩くのと変わらない程度のスピードになった。平坦な道なのに。
もう、妖術のせいで、気持ち悪いわ、手足は痺れるわ、頭は痛いわ、やっぱりすごいわ、たーはる&キーキ(笑)
そんな感じでとにかく1合目(4.8km地点)まで走ることができたので、もう今日のお勤め終了~。あとはタラタラ歩くだけ~、と思いながら1合目から先のゲレンデの急斜面を見たら、タラタラ歩くのすら嫌気がさし、本気でリタイアを考え出した。
すると、そこでankoさんに追いつかれ、まだまだ元気なankoさんはグングン先に進んで行った。
あああぁぁぁああ!もう1合目が終わった時点で希望も目標もない僕にとって、唯一の微かな希望の光は、昨年同様ankoさんと一緒にゴールをすることだったのに、そんなささやかな希望ですら、あっさりと踏みにじられてしまった。
あぁ、オレにとってオレだけはいったい何を頼りに生き続ければいいのか、オレの笑顔は卑屈じゃないのか、あぁ。
などと思いながらゲレンデを上ってると、カブトムシさんが僕の背中をポンと叩いて、抜いていった。
マジでか・・・。
もうオレには何も残っていない。
でも、10kmのレースのうちの4.8kmを走ったのだ。
もうこれでいいじゃないか。
そう思いながらも、止められるはずもなく、ゲレンデを上り続ける。とにかくありとあらゆる人に抜かれまくる。
そんな失意の山登りを続けながら、これに意味はあるんだろうか?自由っていったいなんだい?
君は思うように生きているか~い?
などと考えていた。
そんなときに後ろから僕を呼ぶ声が。
ローラさんだった。

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ま、結局はきっちり走られていたようだけど。
会場へ着いて受付をするも、目印のぐわT、もしくは目印のカブトムシさんを見つけられないので、一旦、車に戻り準備をする。
タラタラと準備をして、会場へ戻ると、昨年と同じように、黄色い軍団が勢ぞろいしていた。
会場の中でやたらと目立つ黄色い軍団。そのあまりに鮮やかで壮大な黄色い景色に感動した僕は、あまり近づきたくないな、と思った(笑)
もうすでにスタート間近ということで大急ぎで集合写真やらシューズ写真を撮って、スタート地点に並ぶ。

初めましての方やお久しぶりの方とご挨拶をしたり、お話をしたりしながら、スタートを待つので、まったり楽しく過ごすことができて、いつも以上に緊張感はない。
ここで気になったことは、なぜ井出さんが折り畳み傘を手に持ったままスタートを待っていたのかということくらいだ。あれ折り畳み傘兼ストックなのかな。
ま、いろいろ端折るけど、とにかくスタート!
今回、わざわざ関東からここまで遠征しているわけで、それを考えればこのレースはきっちり走らなくてはならない。
しかし、前日の二人の妖術にすっかりはまった僕は、そんな状態ではない。とにかく体調不良だ。
だから、せめて1合目までの舗装路は歩かずに走りきろう。そこまでががんばりどころだ。
そう、僕のこの日の戦略は、1合目までは歩かず走り、そこからは、5合目あたりでやってくる復活を待ち続けてダラダラと前に進み続ける作戦だ。
復活は必ずやってくると信じて、動き続ける。
そう思ってスタートしたが、それって昨年とまったく同じこと思ってるな、と気づく。
どうやらまったく成長していないようだ。
ま、とにかく1合目まで我慢だ、と思いながら走る。
途中で、りょうたさんに抜かれて声をかけられた。後でわかったがなんか小ボケをかましていたらしいが、まったく気づかずにスルーしてしまった。ごめんなさい(笑)
林道に入ると背中から熱い思いが溢れているカブトムシさんが歩いていたので、抜かしざまに、走りましょうと声をかける。
しかし、その歩きは戦略的歩きだったようで、その後は抜きつ抜かれつを繰り返す。
なんかね、カブトムシさん、歩きも走りも以前に増して力強くなってたように思う。丹後が楽しみだ。
林道を走りながら何度も歩きたくなる。まぁ、走ると言っても相変わらず走る人には抜かれ続けるくらいのスピードだ。
歩きたくなるんだけど昨年もなんとか1合目までは走ったし、それで歩いたら今年は昨年よりひどいということじゃないか、と思い、必死で走る。
その後も走り続けて、もうすぐ1合目という平坦な道になったところで、歩くのと変わらない程度のスピードになった。平坦な道なのに。
もう、妖術のせいで、気持ち悪いわ、手足は痺れるわ、頭は痛いわ、やっぱりすごいわ、たーはる&キーキ(笑)
そんな感じでとにかく1合目(4.8km地点)まで走ることができたので、もう今日のお勤め終了~。あとはタラタラ歩くだけ~、と思いながら1合目から先のゲレンデの急斜面を見たら、タラタラ歩くのすら嫌気がさし、本気でリタイアを考え出した。
すると、そこでankoさんに追いつかれ、まだまだ元気なankoさんはグングン先に進んで行った。
あああぁぁぁああ!もう1合目が終わった時点で希望も目標もない僕にとって、唯一の微かな希望の光は、昨年同様ankoさんと一緒にゴールをすることだったのに、そんなささやかな希望ですら、あっさりと踏みにじられてしまった。
あぁ、オレにとってオレだけはいったい何を頼りに生き続ければいいのか、オレの笑顔は卑屈じゃないのか、あぁ。
などと思いながらゲレンデを上ってると、カブトムシさんが僕の背中をポンと叩いて、抜いていった。
マジでか・・・。
もうオレには何も残っていない。
でも、10kmのレースのうちの4.8kmを走ったのだ。
もうこれでいいじゃないか。
そう思いながらも、止められるはずもなく、ゲレンデを上り続ける。とにかくありとあらゆる人に抜かれまくる。
そんな失意の山登りを続けながら、これに意味はあるんだろうか?自由っていったいなんだい?
君は思うように生きているか~い?
などと考えていた。
そんなときに後ろから僕を呼ぶ声が。
ローラさんだった。

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サト
アレキさんとカブさんの抜きつ抜かれつの攻防をその後方から十分に堪能させて頂きました。かっとび伊吹はこれを見ただけで十分元が取れたと思いましたw
09
08
19:53
NG
あのゲレンデを見ると心が折れますよねぇ。
ちりばめられる歌詞を見て、久しぶりにCD聴きました。
09
08
23:57
アレキ
マッスルゴリさん
ええ、ええ。あの二人、穏やかではありません(笑)
そうなんですよね、絶望しかないと思えば希望も見える。
希望が見えたかと思うとすぐに見えなくなる。
マラソンって恐ろしい競技だなぁ、と思います。
09
09
05:34
アレキ
サトさん
そういえば1合目の給水のところでお会いしましたよね。脚の状態が悪いのかな?と思ってました。
しかし、脚の状態が悪いからこそ、今回の貴重な戦いを観戦できたんですね。
う~ん、歴史の生き証人かもしれません(笑)
09
09
05:36
アレキ
NGさん
昨年も参加してあのゲレンデのこと知っているはずなのに、なんだ、これ?って思いましたからね(笑)
尾崎豊はとても使い勝手のいい歌詞を書くので、私のブログでは困ったときには出てきます(笑)
09
09
05:38
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マッスルゴリ
爽やかな顔しているのに妖術使いの二人恐ろしいっすね。
絶望感しかないと思っていたところに女神様登場♪
続きが気になる・・・
09
08
08:29