08

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コメント:

奥武蔵ウルトラマラソン レポ 後編

とりあえず昨日は13km走った。
今日は雨だね。ふんふん。今日は雨だ。

この前編書いたの1ヶ月以上前なんだ。びっくりだな。

そんなわけで後編。
K12R2さんとmizoreさんが待っている顔振峠まで行くことを目標にタラタラ歩き続け、なんとかたどり着く。
20150607RIMG0015.jpg
こんなふうにエイドごとに細かく距離表示があるし、次のエイドまでの距離も書いてあるので、とてもよかった。
で、これを見ると次のエイドまでは2.4kmだ。これだと何となく次を目指そうという気になってしまうのが、またいい。

ここの給水にはなんとノンアルコールビールがあった。
早速、グビグビ飲みながら、ずっと待っていてくれたK12R2さんとmizoreさんとお話をする。

もうリタイアしたいんだけど、ここで勝手に止めても勝手に帰らなくてはいけないんですよね。
リタイアした後に10km以上走らなくてはいけないなんてそんなの無理ですよ。
K12R2さんたちと一緒に帰っても高麗駅だと10km以上ありますよねぇ。
あと10km先へ進むと、たぶんそこで関門に引っかかるだろうから、そこまで行こうかな。
収容車があるかもしれないし、それに先へ進む10kmはリタイアじゃないから、ほんの少しの希望を持ったまま走り続けることができるしね。

そんな感じで先へ進むことにする。浴衣姿の金髪のおねーちゃんに水をかけてもらい少しだけ元気が出た。

顔振峠まではけっこうなアップダウンがあるのだが、ここから先はほぼ上りのみだ。それなのに何で先へ進んじゃったんだろう?なんて後悔しながらも走って上る。

あれ?今までずっと上りは歩いてきたのに何で走ってるんだ?
K12R2さんとmizoreさんに会って、元気が復活したのか?それとも浴衣のおねーちゃんか?
まぁ、どっちもでいい。とにかく走れるのなら走って先へ進もう。

前を走るおじいちゃん。

けっこう前からよく見かける。同じようなペースなんだろう。でもずっと気になっていた。
そのおじいちゃんはまったく歩いてはいない。走っている。でも見た目は走っているというよりは倒れそうになるのを必死で耐えているという感じだ。

あの、僕は勝手に、初めて人類が二足歩行をしたとき、本当は歩いたのではなくて走ったんじゃないかと思っている。
二本の脚で立ち上がる。初めて立ち上がったからバランスが取れずに倒れそうになる。倒れないために足を出す。またバランスを崩しそうになる。反対の脚を前に出す。そんな感じで脚を出し続けたとすると、歩くより走ったほうが自然な感じがする。
倒れないために走り続けたのではないかと思う。

そして、そのおじいちゃんはそんな走り方をしていた。おじいちゃんには失礼だが、大丈夫かな?と思った。まぁ、他人の心配をするほどの走りを僕もしていないのだけど。

上り坂でも走れるようになった僕は、そのヨタヨタ走るおじいちゃんを抜かしつつ、きついですねぇ、と声をかけた。

おじいちゃんはエイドにもほとんど寄らず淡々とヨレヨレと走っていた。
僕はエイドに着くたびに、コーラやらお茶やらカフェオレやらファンタグレープやらをグビグビ飲んでいるので、そこで抜かれて、また前をヨタヨタ走るおじいちゃんを抜かすという繰り返しになった。

何度目かに抜かす時に、おじいちゃんのゼッケンがグリーンなのに気が付いた。
今朝、メテオデさんが奥武蔵ウルトラを10回以上完走している人はグリーンゼッケンなんですよ、と教えてくれたのを思い出した。

このヨタヨタの、僕と同じく制限時間に間に合いそうもないおじいちゃんはこの奥武蔵ウルトラマラソンを10回も完走しているのか?

なので、おじいちゃんにグリーンゼッケンなんですね?と訊いてみた。

するとおじいちゃんは、ええ、10年前の話ですけどね、と答える。

へ?10年前に10回完走したの?

あれ?たしか今回の大会って22回くらいだったよな。それじゃ、このレースが始まったころから毎年参加して完走していたのか?それがなんで10年ぶりなんだろう?

おじいちゃんは、10回完走した後、膝を痛めて走るのを止めていたそうだ。
今回は知り合いに誘われて、それじゃ、出てみよう、でも膝のこともあるし、鎌北湖までの20km走れたらリタイアしよう、と思って参加されたんだそうだ。

ところが鎌北湖まで来てみるともう少し走れそうだ、ということで行けるところまで行こうと決めたらしい。

関門に引っかかって止めるのと、自分から止めるのでは違いますからね。だから関門に引っかかるまでは行こうと思ってるんですよ。

やっぱ、10回も完走している人は違うよ。すごいよ、おじいちゃん。

ということで、そんなおじいちゃんと僕は熾烈なデッドヒートを繰り広げて、二人揃って刈場坂峠で関門に引っかかった。
20150607RIMG0020.jpg

刈場坂峠の柵に二人で寄りかかって、おじいちゃんといろいろ話をしていた。
膝を痛めて10年も走っていなかったおじいちゃんは45kmも走れたことに充分満足したらしく、とても充実した表情をしていた。
そんな、おじいちゃんの隣にいると、なぜだか僕まで充実した気分になった(笑)

おじいちゃんは僕と話をしながら折り返してくるランナーをずっと見ていた。その中に知り合いがいたらしく、その女性のところへ駆け寄って、嬉しそうに応援していた。
その女性は奥さんだった。たぶん、10年ぶりにこのレースに参加したのも奥さんのためなのかもしれないと思った。

そして力強く走って行く奥さんの後姿を、おじいちゃんはとても穏やかで優しい表情でずっと眺めていた。

ずっとDNF続きで、もうレースに出ること自体が誤りなんじゃないかと思っているけど、それでも今回の奥武蔵ウルトラはこれでよかったような気がする、と自分に都合のいいように解釈できるレースだった(笑)

来年もまた出ようと思えた。
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マーマン

めっちゃ良い話じゃないですかT0T
お疲れ様でした。

08

26

08:38

mizore

やめずに進んで良かったですね!
にんにくトマトの比でない出会いがあったんですね。
元気になったのはブルネットのおねーさんのお陰でしょう(笑)

08

26

09:06

アレキ


マーマンさん

まぁ、リタイアした意味を見つけるような記事ですよ、はは。

08

28

00:40

アレキ


mizoreさん

いえいえいえ、お二人のおかげです。
まぁ、おねーさんの力もあるかもしれませんけど(笑)
でも、顔振峠まで行けたのは間違いなくお二人のおかげです。

08

28

00:42

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