おはようございます。
好きな言葉はなだらかな斜面です。
土曜日はハセツネコース第一関門の浅間峠から鞘口峠までを走って、いや歩いてきた。
このコースは、僕が初めて山へ連れて行ってもらった思い出深いコースで3年振りになる。
もちろんハセツネコースなので昨年も一昨年もレースで通ったコースなのだが、なんせ夜間走行なので、どんなコースだったのか全然わからない。
なので、今回は初めて山へ行った頃のことを思い出しながらじっくりと進んだ。
ハセツネ本番ではこの区間からポールを使用していいことになっているので、今回はK12R2さんの練習の意味も含めて、最初からポールを使用することにした。
今日のコースは、先週のスタート~第一関門より距離も短くて、最後にハセツネコース最高峰である三頭山が控えてはいるものの、基本的にはなだらかな斜面が続く、走りやすいコースだと認識していた。
そう、僕の記憶ではなだらかな斜面だった。それをポールを使用しながら進むのだ。はっきり言って楽勝だと思っていた。
そんな感じで気が抜けていたのか登山口を通り過ぎてしまい、いきなり道に迷う。
気を取り直して、浅間峠まで40分かけて上り、そそくさとポールを組み立てて、スタート!
え~と、誰だ?なだらかな斜面とか言ったのは?
たしかにスタートからのアップダウンを続けながら高度を上げていく区間や、御前山や大岳山といったボスキャラ的な山が続く区間に比べると、これといった難所はないのだが、でも、やっぱ、山じゃん?つらいよね?
とそんな感じで上り下りしていた。
でも先週に比べれば少しは涼しくて、またそれほど長い上りもないので、少しだけ楽しみながら山を歩いた。
初めて来たときには初対面のhideさんとチャレさんに挟まれながら走ったのだが、その重圧ぶりからけっこうがんばった。
たぶんその時のほうが速かっただろうな、と思いながら進んでいたが、実際にそのときのほうが全然速かった。
やはり、僕の脚力ひどいことになってる。
とりあえずこの区間も数馬峠の開けたところくらいしかないのでそこで1枚写真を撮る。
富士山も見えた。

ハセツネコース最高峰である三頭山は、まぁ、何度も毒づきながらひたすらゆっくりと上る。
昨年のハセツネで幻を見た避難小屋の前で小休憩して、それなりにつらかったけど、今日は水分も足りたし、ゆっくりだったし、ポールも使えたし、上りはあとほんのわずかで終わりだし、あとは下るだけだし、ということで、先週よりは少しだけ楽しい気持ちで先へ進んだ。
三頭山山頂を簡潔にスルーして、すぐに下る。
急な下りもポールがあると着地衝撃が和らぐのでつらくない。
ふと下を見ると、そんな急な斜面をちょっと信じられない速さで駆け上がる人がいて、またその姿を写真に収める人がいた。
すれ違いざまに挨拶をして、何をされてるんですか?と訊ねると雑誌の撮影ですとのことで、そのすごい速さで斜面を駆け上がる人の顔を、どこかで見たことあるなーと思いつつ、お名前を伺うと、なんと、昨年のハセツネの覇者、上田瑠偉さんだった。
もう、僕はおばちゃん並の図々しさと興奮で、えぇ!あのハセツネ優勝者の上田さんですか!かっこええ、ちょーかっこいいんすけど!などと言いながら握手を求め、すごいっすよね!だってハセツネコースキロ6分切っちゃうんだから!いやぁ、本物マジでかっけえわ~、あ、そんな場合じゃない、すいません写真撮ってもらってもいいですか!K12R2さん、早く撮って!ほら、今度はK12R2さんも撮ってもらいなよ、ほら、早く、とかなりの前のめり気分で写真を撮ってもらう。
上田瑠偉さんは、まだ弱冠21歳の早稲田の大学生で、当分破られることはないだろうと言われていたハセツネコースベストをあっさりと18分も短縮して7時間1分で走り優勝した。
これね、ハセツネコースは71.5kmだから、平均ペースキロ6分切って走っていることになる。山の中をキロ6分切って走るって、どう考えても想像できないスピードだ。
7時間で走る人と20時間で走る人の図。または無駄なものがない人と無駄だらけの人の図(笑)

今年は7時間切り目指すんですか?と訊ねたら、条件が整えば狙うと仰ってました。マジでかっこよかった。がんばってほしいです。まぁ、お前ががんばれよって話ですけどね。
別れ際に言うかどうか迷っていたのだが、僕たちもハセツネに出るんですと言うと、たぶんポールを使ってゆっくり下ってきた僕たちはどう見てもハイカーにしか見えなかったので、少し驚かれた表情をされていたので
あの、上田さんがハセツネコースを3周すると、僕と一緒にゴールできるんですよ
と言っておいた。
そんな感じで鞘口峠までやって来て、そのまま都民の森駐車場まで下りた。
最初に道に迷ったので21km。先週は25km。
そこでしばらく休憩をしてからバスの時刻を見るとバスは1時間20分後。
しかし、今日のアレキはちょっと違う。
なにせハセツネの覇者に出会って、力をもらえたのだ。たぶん。
そこからロードを12km走った。下り基調なので、まあまあ走れるのだが、つらいことはつらい。
でも、僕にはあまりにも無駄なものが多すぎるのだ。その無駄なものを取り去らないといけないのだ。
しかし6kmも過ぎると、標高が下がってきたこともあるのだろう。僕もK12R2さんもユデダコのようになり、身体中に熱が溜まるので、滅多にない自動販売機を見つけ、そこで小宴会をする。
それでも歩いたり走ったりしながらなんとか12kmを走り切ることができた。
まあ、かなりグダグダのしかもポール付きだったが、最後のロードを走れたし、というか走る気になれたので、よかった。
K12R2さん。
2週連続でお付き合いいただきありがとうございました。

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好きな言葉はなだらかな斜面です。
土曜日はハセツネコース第一関門の浅間峠から鞘口峠までを走って、いや歩いてきた。
このコースは、僕が初めて山へ連れて行ってもらった思い出深いコースで3年振りになる。
もちろんハセツネコースなので昨年も一昨年もレースで通ったコースなのだが、なんせ夜間走行なので、どんなコースだったのか全然わからない。
なので、今回は初めて山へ行った頃のことを思い出しながらじっくりと進んだ。
ハセツネ本番ではこの区間からポールを使用していいことになっているので、今回はK12R2さんの練習の意味も含めて、最初からポールを使用することにした。
今日のコースは、先週のスタート~第一関門より距離も短くて、最後にハセツネコース最高峰である三頭山が控えてはいるものの、基本的にはなだらかな斜面が続く、走りやすいコースだと認識していた。
そう、僕の記憶ではなだらかな斜面だった。それをポールを使用しながら進むのだ。はっきり言って楽勝だと思っていた。
そんな感じで気が抜けていたのか登山口を通り過ぎてしまい、いきなり道に迷う。
気を取り直して、浅間峠まで40分かけて上り、そそくさとポールを組み立てて、スタート!
え~と、誰だ?なだらかな斜面とか言ったのは?
たしかにスタートからのアップダウンを続けながら高度を上げていく区間や、御前山や大岳山といったボスキャラ的な山が続く区間に比べると、これといった難所はないのだが、でも、やっぱ、山じゃん?つらいよね?
とそんな感じで上り下りしていた。
でも先週に比べれば少しは涼しくて、またそれほど長い上りもないので、少しだけ楽しみながら山を歩いた。
初めて来たときには初対面のhideさんとチャレさんに挟まれながら走ったのだが、その重圧ぶりからけっこうがんばった。
たぶんその時のほうが速かっただろうな、と思いながら進んでいたが、実際にそのときのほうが全然速かった。
やはり、僕の脚力ひどいことになってる。
とりあえずこの区間も数馬峠の開けたところくらいしかないのでそこで1枚写真を撮る。
富士山も見えた。

ハセツネコース最高峰である三頭山は、まぁ、何度も毒づきながらひたすらゆっくりと上る。
昨年のハセツネで幻を見た避難小屋の前で小休憩して、それなりにつらかったけど、今日は水分も足りたし、ゆっくりだったし、ポールも使えたし、上りはあとほんのわずかで終わりだし、あとは下るだけだし、ということで、先週よりは少しだけ楽しい気持ちで先へ進んだ。
三頭山山頂を簡潔にスルーして、すぐに下る。
急な下りもポールがあると着地衝撃が和らぐのでつらくない。
ふと下を見ると、そんな急な斜面をちょっと信じられない速さで駆け上がる人がいて、またその姿を写真に収める人がいた。
すれ違いざまに挨拶をして、何をされてるんですか?と訊ねると雑誌の撮影ですとのことで、そのすごい速さで斜面を駆け上がる人の顔を、どこかで見たことあるなーと思いつつ、お名前を伺うと、なんと、昨年のハセツネの覇者、上田瑠偉さんだった。
もう、僕はおばちゃん並の図々しさと興奮で、えぇ!あのハセツネ優勝者の上田さんですか!かっこええ、ちょーかっこいいんすけど!などと言いながら握手を求め、すごいっすよね!だってハセツネコースキロ6分切っちゃうんだから!いやぁ、本物マジでかっけえわ~、あ、そんな場合じゃない、すいません写真撮ってもらってもいいですか!K12R2さん、早く撮って!ほら、今度はK12R2さんも撮ってもらいなよ、ほら、早く、とかなりの前のめり気分で写真を撮ってもらう。
上田瑠偉さんは、まだ弱冠21歳の早稲田の大学生で、当分破られることはないだろうと言われていたハセツネコースベストをあっさりと18分も短縮して7時間1分で走り優勝した。
これね、ハセツネコースは71.5kmだから、平均ペースキロ6分切って走っていることになる。山の中をキロ6分切って走るって、どう考えても想像できないスピードだ。
7時間で走る人と20時間で走る人の図。または無駄なものがない人と無駄だらけの人の図(笑)

今年は7時間切り目指すんですか?と訊ねたら、条件が整えば狙うと仰ってました。マジでかっこよかった。がんばってほしいです。まぁ、お前ががんばれよって話ですけどね。
別れ際に言うかどうか迷っていたのだが、僕たちもハセツネに出るんですと言うと、たぶんポールを使ってゆっくり下ってきた僕たちはどう見てもハイカーにしか見えなかったので、少し驚かれた表情をされていたので
あの、上田さんがハセツネコースを3周すると、僕と一緒にゴールできるんですよ
と言っておいた。
そんな感じで鞘口峠までやって来て、そのまま都民の森駐車場まで下りた。
最初に道に迷ったので21km。先週は25km。
そこでしばらく休憩をしてからバスの時刻を見るとバスは1時間20分後。
しかし、今日のアレキはちょっと違う。
なにせハセツネの覇者に出会って、力をもらえたのだ。たぶん。
そこからロードを12km走った。下り基調なので、まあまあ走れるのだが、つらいことはつらい。
でも、僕にはあまりにも無駄なものが多すぎるのだ。その無駄なものを取り去らないといけないのだ。
しかし6kmも過ぎると、標高が下がってきたこともあるのだろう。僕もK12R2さんもユデダコのようになり、身体中に熱が溜まるので、滅多にない自動販売機を見つけ、そこで小宴会をする。
それでも歩いたり走ったりしながらなんとか12kmを走り切ることができた。
まあ、かなりグダグダのしかもポール付きだったが、最後のロードを走れたし、というか走る気になれたので、よかった。
K12R2さん。
2週連続でお付き合いいただきありがとうございました。

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メテオデ
ルイ君とツーショット羨ましい!
数馬峠辺りはダラダラとアップダウンが続くのでキライなパートです(^_^;)
三頭山は昼間に登った方が楽しいですよね〜(^o^)
07
27
22:42
アレキ
K12R2さん
まぁ、その無駄が歳を重ねた深みのようなものと理解しましょう(笑)
07
31
05:45
アレキ
メテオデさん
ダラダラと続くほうがかえってつらいのかもしれませんね。
三頭山は、まぁ、夜よりかは昼のほうがいいですけど、できればまき道がいいです(笑)
07
31
05:47
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R2
お疲れ様でした。
誘って頂きありがとうございました。
自分も上田さんとの2ショット写真を見て思いました。
無駄が多いって(笑)
平地のロードでも、70kmキロ6は無理だもんなぁ。
また誘ってください。
07
27
09:21