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コメント:

通り過ぎる夏、そしてブライアン


懐かしのO.P.KING

あぁ、これで、奥田民生と倉持陽一の力を借りて、Theピーズがブレイクするんだ!なんて盛り上がったのに、とくに何も変わらなくてびっくりしたなぁ。

赤坂でチャック・ベリーの前座をやったやつとラストの新宿リキッドルームを観に行ったな。
チャック・ベリーすごかったよ。いや、実際はすごくないよ。もうかなりの歳だったからギターソロなんて危なっかしかったけど、それでもチャック・ベリーだよ?ロックンロールを作った人が目の前でロックンロールを奏でているんだ。すごかった。

昨日は14km走ったけど、あまりの涼しさに焦った。もう、夏も終わりだ。オレ、TEAM75のくせに夏が好きだ(笑)
夏が終わってしまうのが寂しくて仕方がない。

何でもかんでも通り過ぎてしまうんだな。ただただ通り過ぎるのを黙って眺めるだけ。

走りながらいろいろ思った。

僕は15歳のときに生まれて初めてコンサートに行った。場所は代々木オリンピックプールで尾崎豊のコンサートだった。
尾崎豊は19歳で10代最後のコンサートだった。自分で全曲作詞作曲して10代のうちにアルバム3枚リリースしたのは尾崎豊が初めてだといってた。

初めてのコンサートは、まずその音量の大きさに驚き、そして興奮した。
これがロックンロールってやつなのか?と当時15歳の少年は思った。
尾崎豊のかっこよさにも痺れ、コンサートが終わったとき、15歳の僕はあまりの感動で盗んだバイクで走り出した(嘘)

それから半年後、16歳になった僕は渋谷公会堂へ行った。
渋谷公会堂は今ではわからないけど映画館にあるような椅子で、背もたれがあって座面が折り畳むようなタイプの椅子だった。
もちろん、会場へ入る前から、その物々しい雰囲気は感じていたし、僕らが場違いな格好をしていたのは気づいていた。
ちなみに僕らはトレーナーにジーンズにスニーカーといったごく普通の恰好だった。

ライブが始まると、みんな立ち上がり椅子の上ではなく背もたれの上に立った。自分の椅子の背もたれだけではバランスを崩してしまうから前の椅子の背もたれにも足を乗せ、そしてさらに音楽に合わせてピョンピョン跳ねだした。
背もたれの上で跳ねれば、それはもうバランスを崩す。でもみんな知らない誰かの肩を掴んでいて、自分が椅子から落ちそうになると、その知らない誰かを引き摺り落としてバランスを取っていた。

彼らはモヒカンだったり金髪だったり50センチはあるような髪の毛を逆立てたり、革ジャンの肩のあたりに鋲が付いていたり、ひどい人になると五寸釘を付けていたり、破れたジーンズにやたら安全ピンが付いていたり、その安全ピンを鼻に刺していたり、安全靴やらラバーソウルやらを履いて、ガーゼシャツを着てライダースジャケットを着ていた。
渋谷公会堂は革とヘアスプレーの香りが充満していた。

地面に立っていたのでは何も見えないから、僕らも背もたれの上に立ち、そして知らない誰かの肩を掴み(もちろん髪の毛を逆立てているような人々の肩だ)、そしてバランスを崩しそうになると、彼らを引き摺り落としてバランスを取った。

もう、すごい怖かったけど必死だったから、よくわからなかった。
そのうちに傾斜のきつい客席の後ろのほうから人が落ちてきたりもした。ダイブしてるのだ。
僕は落ちてくる人をかわしたり、突き飛ばしたりしなくてはならない。そうしないと自分も床に落ちてしまうからだ。

警備員が落ちてきたパンクスを引きずり出す。するとパンクスは警備員に殴りかかる。警備員も殴り返す。血だらけだ。

何がなんだかわからなかった。
ライブが終わったとき僕たちは汗だくで湯気が出ていた。
僕はライブの間、すごく恐ろしくてもうこのライブに来るのは絶対にやめようと思っていたのに、終わってみると、また行きたいと思っていた。

たぶん、僕も彼らも何かが足りないんだろうと思った。その足りない何かを埋めたいんだろうと思った。
ライブへ行って騒いで汗をかいてスッキリするというような健全な感じではなかった。

でも、そういうライブは長くは続かなくて、その翌年のブルーハーツの日比谷野音でのデビューライブは鉄柵だらけの警備員だらけの、椅子の上に立とうものならすぐに警備員がやって来た。

その檻の中で、パンクって、パンクスってなんだろう?と思った。

その後は、ライブなど行かず、70年代や60年代や50年代の輸入盤のレコードを買い漁る日々が続いた。
モノラルの世界でもういいや、と思っていた。

でも、そんないろいろな思いもすでに僕の前をとっくに通り過ぎて行ってしまったんだろう。

ラスト5本目の坂道ダッシュを始めるときにドアーズの『ハートに火をつけて』の長いキーボードソロが始まり、僕の脳の酸素が足りない状態とレイ・マンザレクのキーボードがリンクしたような気がして、それで何か書きたいと思ったけど・・・。

いったい何が書きたかったんだろう?
なぁ、ブライアン?

というかブライアンって誰だろう?
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bg

モッシュ&ダイブとか懐かしいですね
昔熊谷VOGUEでよくやってましたよ。
危ないですけどね。
ブルーハーツのライブは生でみてみたかった

08

27

09:58

みわっち

尾崎とブルーハーツは私も行った。
カラオケはMとか歌う横で
清志郎とか絶叫してた〜笑
かっこいい人に昔から憧れてたかも!

08

27

10:31

ローズリング

面白いな~!
そして、少し、せつない。
それがアレキさん ですね。

08

27

13:49

kantoku

Goodbye, ruby tuesday
Who could hang a name on you?
When you change with every new day
Still Im gonna miss you...

アレキさんのこういうタッチ好きだなぁ

08

27

15:15

アレキ


私の頃にはモッシュって言葉はなかったのですがそれってどういう意味なんですか?
たしかピョンピョン跳ねるのはポゴダンスって言っていたような。
まだパンクロックが大きな会場でライブをやるノウハウがなかった頃なのでホールで椅子があるような会場だと地獄絵図みたいになっていました(笑)

08

28

06:31

アレキ


みわっちさん

はは。その頃からみわっちさんはぶっ飛んでいたんですね(笑)
世代的には同じなので音楽話も盛り上がるかもね。
とりあえず信越終わったらゆっくり飲みにでも行きますかぁ。

08

28

06:33

アレキ


ローズリングさん

誰からもコメントいただけないだろうと思いつつ書いたものなので面白いと言っていただくとホッとします(笑)
この間思ったのですが、ほんの少しの切なさって昔のアニメ番組には必ずあったんですよね。今度そのへんについても書こうかと思っています(笑)

08

28

06:35

アレキ


kantokuさん

同世代ですからね。同じ時代の匂いとかもあるでしょうし。
そのブライアンはやっぱり切なくていいですよね。

08

28

06:36

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