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日常の風景

勤務先は駅から徒歩5分くらいである。
今のところには7月から勤務している。

歩いている途中にこじんまりとした公園がある。
本当にこじんまりとした名もなき公園だ。

いや、本当は名前はあるのだろう。
でも、名前など気になることもない公園。

その公園の前の道を僕は毎日通り過ぎる。
毎日通り過ぎるようになってあることに気付く。

その公園には、公園によくあるような固定された丸いイスが6個くらいある。

いつも僕が通り過ぎる時には、スーツ姿のおじさんがそのイスに座って、缶コーヒーを飲みながらボーッと座っているのだが、それが同じ人だと気付いた。

おじさんは道には背を向けて公園の方を向いているので気付くのに時間がかかった。
まあ、公園で缶コーヒー飲んでるおじさんに興味はないので気付かなくてもいいんだけど。

で、そのおじさんを眺めながら通勤するうちに、なんでこの人はこんなところに座っているのだろう?と思うようになった。

人もほとんどいなくて、なんの趣きもない公園で、固くて丸いイスに座り缶コーヒーを飲む行為は、一日の始まりとしてあまりふさわしい行為のようには思えなかった。
それにおじさんの後ろ姿があまりに寂しすぎる感じもする。

これがスターバックスとかだったら今日も一日がんばるぞ!ビジネスマン!みたいになるんだろう。
きっと日経新聞を買いたくなるんだろう。

僕の勝手な印象だが、そのおじさんには悲壮感すら漂っていた。
たぶん、仕事へ行きたくなくて、あるいは仕事へ行きたいのに体は拒否するかなにかで、会社に辿り着く直前に、あの公園で静かに闘っているんだろう、と思った。

そう考えると、公園でおじさんが缶コーヒーを飲んでいる姿を見ることが僕の日常になった。
僕も仕事が変わったばかりで参っていたので、なんとなく励みになった。

しかし、夏休みに入ると、その場所で数人の女子中学生だか女子高生だかがダンスの練習を始めた。
丸いイスには彼女たちの荷物が置かれていた。

清々しい夏の朝に、若い人たちの瑞々しく躍動感のある動きを見ることは、一日の始まりとしてふさわしいもののように思えなくもないが、その公園におじさんの姿はなくなった。

おじさんは静かに闘いたかったんだと思う。
そこに激しい動きはいらないんだと思う。

夏休みが終わって、女子中学生だかはまた学校へ戻ったようだが、おじさんは戻ってきていない。

スターバックスへ行くようになったのならいいんだけど、と思いながら僕は公園を通り過ぎる。
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重さ。
9月4日 76.1kg(-0.6kg
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