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青梅高水山トレイル レポ その4

関門突破に向けて自然とペースが上がる。周りの人たちもこのままじゃ関門に間に合わないんじゃないか?という空気が流れ、ペースが上がる。

榎峠まで1.2kmという表示が現れたときに残りは10分ちょっとだったと思う。山だとギリギリ。ここからはみんなが同じ速度で上りでも下りでも誰にも抜かれず、誰も抜かなかった。
何となく一体感が生まれて、けっこう急な下りでもみんな駆け下りて行くし、上りでもゼーゼー言いながら走る。

みんなが慌ただしい。お魚くわえたどら猫を追っかけて裸足で出て行くくらい慌ただしい。
それでもみんな必死だ。もちろん僕だって必死。途中に立っている係の人が、ここから関門までもう上りはないよ~!と声をかけてくれる。

何十人の列が一斉に下りを駆け下りる。みんなすごいスピードだ。
まだ見えない。榎峠の道路がまだ見えない。残り5分だ。それにしても自分も含めてみんな速いぞ。こんなに速く走れるんなら、前半もう少しがんばれば、ここでこんなに慌てる必要もないような気もしたが、でも、まぁ、とにかく今だ。

やっと道路が見えてきた。それとともに声も聞こえる。
(写真は試走時のものです。下の道路を渡って30mくらい走ったところが関門)
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残り1分!!!

うげぇ。まだ間に合うかわからない。もう全員必死。みんなで怒涛のごとく駆け下りて行くと、一人立ち止まっている人がいたので思わず、まだ間に合うからがんばりましょう!と声をかけると、なぜか僕の前を走っている人が、はい!と言うので、まぁ、それでもいいか、と思った。

道路に降りた時に、あと30秒!という声が聞こえた。
この関門にはたくさんの応援の人がいたけどまったく人の姿は見えず必死で走った。レースでここまで全力疾走したことないんじゃないかな。

そして、関門突破。

もうね。あたり一面の人たちが喜びを分かち合い、がんばりをたたえ合い、大円団というかそんな感じで、ちょっと異様な風景だった。
もうここがゴールでいいんじゃね?と思いそうになるほどだった。

何とか、目標の関門を突破した僕は、安堵すると共に、ここで欲が出たというか、その先のことを考え始めていた。
ここから折返しまではキツい上りばかり、長い上りが3つで折返しだ。上りだったらヒザは痛まないはず。ということは折返しまでは問題ない。
そして折返しの後はしばらく下り基調のトレイルが続く。そのトレイルでさっきの下りで味わった着地が見える感覚をまた味わいたい。そこで自分の下りがどんな感じなのかもう一度感じたい。それにそこまで行けば人も少しはばらけるだろうから、もっと自由に駆け下りることができそうだ。うん、楽しみだ。
そんなことを考えていた。

関門突破の喜びとその先の下りへの楽しみのために最初の上りはまったくツラくなかった。ここまで水分を摂る余裕もなかったので水を飲んだり、周りの人たちと話をしながらゆっくり上った。そんな感じで一つ目の上りをクリア。
00410031.jpg

しかし、二つ目の上りに差しかかった時点で急にヒザが痛くなる。
どちらにせよ、ゆっくりしか上れない急な上りなのでヒザを確かめながら歩くが、痛みは増していく。

途中からはヒザを曲げるだけで痛いので、右足は伸ばしたまま上る。当然すごく遅いし、左足が疲れる。なんでだよぉ、と思いながら後ろから来る人たちに道を譲り、上り続ける。元々遅いのに、これで歩いてるのか?というくらい遅い。
00410038.jpg

二つ目の上りをなんとか上り終え、途中で立ち止まり、後から来る人たちが通り過ぎるまで、しばらく待った。
関門ギリギリの人たちってこんなにいたのかぁ、と思った。

三つ目の上りにたどり着いたときには、ほぼ最後尾だった。右足は少しでも曲げると痛い。山の斜面をヒザを曲げずに上るのはけっこう大変だと思いながら歩いた。
00410039.jpg

さて、とりあえず折り返しまでは行こうと思いながら先へ進む。それ以上はもう無理だ。そこから軍畑駅まで歩いて行き、電車に乗って戻ろう。
それにしてもさっきまであんなにたくさんのランナーと一緒だったのに、今は一人だ。全くもって情けない。

そんなことをずっと思いながら最後の上りをなんとか終える。とても長かった。

林道へ出ると係の人たちがいて応援してくれた。またトレイルに戻り、最後の短い上りを歩いていると、さっきよりヒザの痛みが和らいだような気がする。ほんの少しならヒザを曲げられる。

う~ん、どうしよう?ここから軍畑駅までだってけっこうあるし、青梅駅から会場までだって階段ばかりだったな。それならもう関門はないし、制限時間には間に合わないけど最後まで行ってもそんなに変わらないかもな。だったらせっかくだし、最後まで行こう。うん。そうしよう。このままリタイアなんて嫌だ。

そう思いつつも、残りのコースを想像できるので、この足で歩き続けられるのか?折り返しでエスケープしなければ、もうゴールまでエスケープできる場所はない。なんとしてでもゴールまで行かないといけないんだぞ、とも思っていた。

とにかく折り返しだ。すべてはそこへ着いてから考えよう。どうせもう制限時間には間に合わないんだ。ゆっくり水を飲んで、その先、どちらへ進むのか、じっくりと考えよう。でも、やっぱりゴールまで行きたいよな。

そんなことを思いながら、相変わらず右ヒザは曲げられずに、やっとのことで折り返しにたどり着いた。
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