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コメント:

奥三河パワートレイル レポその5

第一エイドのつぐ高原(12.6km)でリタイアしようと思っていたのに、あまりに盛大な声援を受けてしまいリタイア宣言できなかった僕は、その次にある面の木園地(17.8km)というウォーターエイドを目指した。

コース図を確認すると第一エイドを過ぎるとすぐにトレイルに入り、しばらく山のアップダウンが続き、その途中に面の木園地があるようだ。

気がかりなのはその山の途中に収容車が来ることができるのか?ということだ。
通常のエイドであれば荷物の搬入やらあるので車でくるはずだし、それだとそこでリタイアすればそのまま帰ることができる。

しかし、面の木園地は山の途中にあり、しかもウォーターエイドのみだ。つまりは水しか運べない場所かもしれないということになる。
そうなるとどこか車が迎えに来てくれるとろこまでは自力で下山するなりしないといけないということになる。

僕ぐらいのベテランDNFランナーともなると常にそういったところまで考えるようになるのだ。

なるのだ、って(笑)

トレイルに入り山のアップダウンが続くと、僕のペースはさらに遅れた。
後ろにいる5人のスイーパーはその遅くなった僕に追いつかないように、たまに立ち止まったりして距離を調整してくれた。
どうも新たに追加された男性2人はコース上にある看板の回収をしているようだった。スイーパーの3人組もコース上のマーキングテープの回収をしていた。

そっか。この後にここを通る人はいないんだ。改めて自分が最後尾だということを認識した。

山のアップダウンは、本来であればそれほどきついものではなかった。いや、少なくとも僕の頭の中ではそんなにきついコースには思えなかった。
それは今までいろんな山を歩いてきて、その地形とか斜度とかそういったものを自然と比較して、そんなにたいした上りじゃないなと判断することができるのだが、それに体がまったくついてこなかった。なんか自分に騙されているような感覚だった。

だから僕の心肺も肉体も常に限界だった。
いくら息を吸い込んでも肺に送り込まれる酸素は足りないし、上りでは太ももの裏がピキピキしていて、下りでは太ももの前がプルプルしていた。
こんなに衰えているんだ、山で使う筋肉は普段の生活ではまったく鍛えることができないんだ、と思った。

スイーパーの皆さんは相変わらず楽しそうに会話をしながら僕の10mくらい後ろについていてくれた。

レースでも友だちと山へ行くのでも、山の中では一人旅が多い僕は、後ろに常に人の気配を感じながら進むことがなんとなく気になったけど、まぁ、でも、それは仕方のないことだ。

そのうちになんとなくだけどスイーパーの方が持っている無線の音が気になるようになった。
今までも無線の音は静寂なはずの山の中に鳴り響いていたけれど、聞き取りにくいということもあり、その内容までは気にしていなかった。

石川弘樹プロディースのレースは他のレースに比べてコース上の看板とかスタッフの数がとても多い。それだけ選手の安全に配慮しているのだろうと思う。
なので、ヘロヘロになりながら山道を歩いていてもけっこうスタッフの方が立っていて、そのたびに励ましの声をかけてくれた。
それはやはり力になるし、とてもありがたいことだ。

ただ、どうもそういうスタッフの方が立っているところを通り過ぎるたびに、スイーパーの持っている無線機から同じような内容の言葉が発せられるのに気がついた。
通過時刻とゼッケン番号を無線で本部だかに知らせているようなのだ。そして何度も同じゼッケン番号が読み上げられていた。

なんの連絡だろう?誰なんだろう?と気になるようになった。
そんな感じで、またもやスタッフの方が立っているところを通過すると、その後に、無線機から声が聴こえた。

午前9時59分、ゼッケン番号○○○番。最後尾ランナー○○地点を通過しました

思わず自分のゼッケン番号を見ると、先ほどから何度も読み上げられている番号だった。
つまり山の中でコース誘導をしているスタッフの方々が、最後尾ランナーである僕が通過するたびに本部へ連絡している無線の音が、スイーパーの持っている無線機を通じて僕の耳に入ってきていたということだ。

あれ?これオレのこと?さっきからずっと呼ばれてた番号オレなんだ?

その後も、何度も何度もスタッフの立っているところを通り過ぎるたびに僕のゼッケン番号が無線で呼ばれていた。
スイーパーの方はずっと僕の近くにいるわけなので、そのほかにもいろんな情報が僕の耳に入ってきた。

トップ通過が501番の人だとか出走ランナーが838人だとかそういう情報は逐一無線機から僕に報告されていた。
そのたびにトップは招待選手じゃないのか、とか、じゃぁ、オレは今838位ってことか、とか確認することができた。
たぶん、この日レースに参加している人の中でレース中の概要を一番把握していたのは僕だったと思う。

そして、その無線の情報の中で、圧倒的な数で読み上げられていたゼッケン番号は僕の番号だった。
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Sayurin

あははꉂꉂ😀
私も白馬の時、数百メートルでお尻の筋肉がピキッとなり痛々しく歩いてたら「足大丈夫ですか?」の後に無線で「〇〇番通過」の声を聞き続けました💧💦
あ、ショートだから完走できましたけど(笑)
あと、ドナドナ号。
道路に面してるのに白馬で来なくって・・・
お散歩しながら、ゴールに向かったら見回りのお兄さんが拾ってくれました。
何自慢だ??

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17:22

マル

笑っちゃいけないんだけど(笑)

アレキのブログ、
「可笑しい」んじゃなくて、
「面白い」から大好き。
更新が嬉しいです。

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08

07:24

アレキ


Sayurinさん

あぁ、Sayurinさんも私とたーはるパパさんと同じジャンルですね(笑)
今後ものらりくらりがんばりましょうね!

05

09

23:44

アレキ


マルさん

ありがとうございます。
今回はなんとか最後まで書けそうなのでホッとしています。
何年自虐ネタ書いてるんだろう?とたまに思います(笑)

05

09

23:46

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