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パンの耳 後編

みんなで生産性のある仕事をして、それを分配する?
それって、よくわからないけど、みんなで同じように仕事して、それで作ったものかなんかをみんなで分けるみたいなことなのかな?

そうゆうことだね。簡単に言うと。

それってさ、たとえば病気の人とか、あるいは障害のある人とか、もっといえばただのなまけものというか自堕落な人とかもみんな同じ仕事をするのかな?

もちろん病気で働けない人はしょうがないし、みんなと同じ仕事ができないような障害のある人にはできることをやってもらう。そこはみんなで助け合うんだよ。だからこそみんなで生産性のある仕事をするわけだし。
でも、自堕落とか怠け者とかそういうのは理由にならないよ。

でもさ、人それぞれ仕事の早さとか能力とか違うじゃん?そういうのはどうなるの?

それはその人のできる力を最大限出してもらえればそれでいいじゃん。みんな一生懸命仕事してるわけだし。みんなでカバーしながらさ。

たとえばさ、たとえばだよ?絵描きになりたいって人がいて、その人は一日中絵を描いていたいから、だからそういう生産性のある仕事はできないっていう人がいたらさ、その人はどうしたらいいのかな?

生産性のある仕事をして、それ以外の時間で絵を描けばいいんだよ。

いや、でもさ、絵描きになりたいわけだからとにかく絵を描きまくっていたいんじゃん?
ほら、昔だとよくパトロンとかさ、そういうのいるじゃん?スポンサーみたいなの。そういうの見つけてずっと絵を描いたりピアノ弾いたりして絵描きとか音楽家とかになったりするわけだろ?
そういう人はどうしたらいいんだよ?

そういう人はオレたちの目指す世界には存在しないんだ。とにかくみんなで生産性のある仕事をする。それが基本なんだ。それで仕事以外の時間で絵を描くなり、ピアノを弾くなりすればいい。それは自由なんだからさ。

あのさ、クラプトンっているじゃん?
あいつはヤク中で廃人寸前のところを友だちのジョージ・ハリスンが助けてくれてさ。それなのにそんな恩人のジョージ・ハリスンの奥さんを寝取っちゃってさ、そんで結婚しちゃったんだよ。ジョージ・ハリスンはそれでもそんな二人を祝福したりなんかしちゃってさ。
したっけ、クラプトンはその後もいろんなところで浮気とかしちゃって、他の相手と子ども作ったりもしちゃうんだよ。
そんで結局離婚するわけだけど、そのあとにクラプトンの子どもが亡くなったときにはアル中になっちゃってさ、そんでそんなアル中になったクラプトンを助けてあげたのはまたもやジョージ・ハリスンなわけ。
つまりさ、たぶん、お前の目指す世界ではクラプトンみたいな奴は絶対に生きていけないだろうし、そうするとお前の目指す世界では、お前の好きな『ワンダフル・トゥナイト』も聴くことができないってことなんだよ。

そうだとしても、それでも例外なく、みんなで助け合いながら生産性のある仕事をして、それを分配するんだ。それが理想の世界なんだよ。

あのさ、もしも、それでもそんな生産性のある仕事なんかしたくない!オレは一日中絵を描くんだ!っていう人がいたら、その世界では、そういう人はどうなるんだ?

みんなで生産性のある仕事をしていくことの大切さを理解できるまで説明するよ。

それでも、それでもさ、そんなのやりたくないって言い張ったらどうなるの?もうずっと絵を描くんだ!ってさ。

そうしたら仕方ないよな。そういう人はその世界での刑務所的なところへ行ってもらうんじゃないかな。

刑務所的なところ?

そう。

その、なんつーか、そのお前の言う刑務所的なところでは、あれかな?食べ物とかはもらえたりするのかな?

あぁ。まぁ、パンの耳くらいはな。

ふ~ん。そっか。パンの耳はもらえるわけだな、パンの耳は。

あぁ。

じゃぁ、あれだ。オレ、もし、お前らが目指す世界になったら、そんときはオレ、パンの耳をもらう人になるよ。オレはそれがいいや。

日が斜めに差し込む部屋で、ふとそんなことを思い出した。そして一人で力なく笑った。

あれから何十年も経つのに、お前の目指す世界はやってこないじゃないか。
いつになったらパンの耳をもらえる日がくるのだろう。

つーか、パンの耳を選ぼうとしていた自分はどこにいったのだろう。

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