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ハセツネ2014レポ ラスト

いやぁ、今回も長かったね、レポ。やっと終わる。
昨年もそうだったけど、ハセツネ終わると一気に何もしたくなくなる。ブログも長期休暇に入りたくなる。しかもレポの途中からそう思う。
とにかくレポは終えることができそうでよかった。応援していただいた皆さん、改めてありがとうございました。

++++++++++

日の出山山頂に着いて、そこで休憩の予定はなかったものの、ここから先は魂の走りどころか歩ける気もしなかったので休む。
月夜見駐車場で何も食べられなかったので、余ったおにぎりとから揚げと魚肉ソーセージを食べて、残りのお茶を飲み干して、少しでもリュックが軽くなるよう余ったゼリーも食べて、一息ついて、う~んと、いろいろ考えたけど、とくにすることが思いつかなくて、どうやら立ち上がらなくてはいけないみたいだ(笑)

今から魂の走りをしても、20時間を切ることは到底無理で、さらにタラタラ歩いても20時間台で完走できそうだという事実に気づくと、ホントに立ち上がることが億劫になった。

休憩 0:17
total time 19:00

ここからゴールまでの目標タイムは1:35。
さぁ、もう行くしかない。日の出山山頂からの急な階段をゆっくりと下りる。もう膝を筆頭に足裏やら足首やら、ありとあらゆるところが不調を訴える。一段下りるごとに骨が軋むような痛みが出る。
でも60kmもの距離を上ったり下りたりしていれば、痛くなるのも当たり前か。

やっぱ、こんなんじゃ走れないよ、歩いても同じ20時間台だしさ、もう、いいじゃん、なんて思いながら階段が終わると、前を行くランナーのほとんどの人たちが走っている。
あれ?やっぱみんな走るんだ。と思いつつ、着いていきたくてちょっと走ってみる。

人間の体って不思議だ。あれほど走れないと思っていたのに、走れるものなんだな(笑)

そのままヨレヨレ走っているうちに、なんだか楽しくなってきて、いや、楽しくない、記憶を捏造するのはやめよう、でも、走り続けた。前を走っていたランナーのほとんどがすぐに歩き出して、でも、僕はなんかスイッチが入ったのか、僕の前を走る2名のランナーの後をずっと着いて行く

昨年と違って、まだコース上にはけっこうな数のランナーがいて、道を譲ってもらって礼を言ったり、声をかけて抜いたり、抜くときに励ましの声をかけてもらったりしながら、とにかく前を走るランナーに着いていきながら走った。

たぶん、一人で走っているからじゃないからだと思うけど、今までの絶対に走れないという気持ちなどなくなり、昨年のような走れる喜びに浸りながら、またここまでやって来られたことを嬉しく思い始めた。

前を走るランナーが一人になって、その人の10mくらい後ろをずっと走っていた。その人はポールも使っていなくて、脚もまだ余裕があるように見えるのだが、置いていかれたら一気に気持ちが萎えて走れなくなってしまいそうだったので、必死でその人の背中を見ながら、その人が上りで歩きになるところでも、タラタラ走ってなんとか置いていかれないように走り続ける。

でも、まぁ、そういうのってたぶん気になるんだろうから、その人もだんだんとスイッチが入ってきて、上りでも走るようになり、徐々に離されて行き、そしてとうとう見えなくなった。

おぉ、行ってしまった。オレはこれから何を心の拠り所にして生きていけばいいんだ?と思ったところに、あと5kmという標識を見つけて、おぉ、あと5kmか?ラスト2kmのところでみんなにLINEで連絡を取ろうと思ってたから、とにかくあと3kmがんばろう、もう6kmもがんばれたじゃないか、と騙し騙し自分を勇気づけながら、走る。

ラスト2kmのところでは止まるのももどかしくて、とにかくみんなに伝えなくちゃと『ラスト2』とだけ送って、そのまま走り続けた。

アスファルトの道に出ると、この着地衝撃の激しさが街に戻って来たことを実感させてくれるようで、それはもう嬉しくて、目標タイムには遠く及ばなかったし、三頭山では完走することに何の意味も見いだせなかったけど、やはりこれは素晴らしいというか、この身体中に響くアスファルトの衝撃が、心地よかった。

あの角を曲がればみんなが待っていると思うと、笑みがこぼれるというかウルウルするというか、笑いながら泣くというか、何とも言いようがない。
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ゴール(71.5km) AM9:25
目標time 1:35 実time 1:25
total time 20:25

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見えないかな?ゴールしたあとでも顔は汗びっしょり(笑)
R2さんの奥様、いつも写真ありがとうございます。
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そんな感じで、僕のハセツネは終わった。
18時間切りなんて夢のまた夢だったけど、気持ちの弱さもひどいもので、あのとき、でんさんが声をかけてくれなければ完走も怪しかったけど、なんだろう?悔しいとかそういう気持ちはあまりない。向上心ないな(笑)

ハセツネに向けて、いろんな人たちと山へ行けたり、レース中もいろんな人たちに励まされたり、そして、無事にレースを終えることができただけで、けっこう満足している。

来年も出ようとは今のところ思っていないけど、でも、やっぱりこのレースは準備から何から、すべてにおいて、僕にとっては特別なレースだと思った。
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ハセツネ2014レポ その11

僕はいつもハイドレーションには水しか入れないのだが、ハイドレってゴムのような味がしてとてもまずい。普段は、なんかの罰ゲームかよ、と思いつつも仕方なく飲んでいる。高尾とかだったらハイドレではなくペットボトルを持って行く。そのくらいハイドレが好きではない。

だけど、このレースの間、ずっと水がうまくてうまくて仕方なかった。一口水を飲むたびにうまくてうまくて、それが多少ゴム臭くてもそんなことまったく気にならなかった。
一口ごとの水を飲むたびに、幸せな気持ちになった。

そういうのがいけないんだろうな。水とか太陽とかさ。だからつらいこと忘れちゃうんだ。

レース中に僕が撮った写真は3枚だけだった。レースから15時間が経ち、ようやく記念すべき1枚目の写真(笑)
大ダワ。
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ハセツネコース最後のボスキャラ、大岳山へ向かう。目標タイムは1:15。
昨年は、すでに夜が明けていて、そんで、ハセツネ同志でんさんと出会い、二人でもうこれ以上ないってくらい軽快な歩きでサクサク進んだコースだが、今回はそんなことはなく、ただつらかった。

だって今回寝てないし、休んでないし、膝は痛いし、足裏も痛いし、と思いながらも、ここまで来ると、休んでいるほうがつらいというか、休むということはそれだけ長い時間、山の中に居続けなくてはいけないわけで、それはそれでつらいので、先へ急ぐ。

大岳山への上りがキツくなってからはホントに嫌になってきたが、でも、試走のときの無言のアンジープレッシャーに比べれば楽かもしれないな、だってあんとき途中で動けなくなったもんなぁ、とか思いながらヨレヨレ進んで行くと、だんだんと明るくなってきて、危険な岩場の連続箇所は今年も明るい時間だったので、あまり危険ではなかった。

大岳山(53.7km) AM5:48
目標time 1:15 実time 1:20
total time 16:48

ちなみに、さぶろうさんは16:12だそうで、その差は36分か。追いつきそうで追いつかない。それでこそだ(笑)

大岳山山頂ではもう明るかった。2枚目の写真。
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あっ、そうだ!この大岳山山頂で携帯を取り出したら電波がわずかに繋がって、LINEを見ることができて、ここでさぶろうさんが僕より先に行っていることを知ったんだ。
だから、御前山で寝なかったのね?と思った(笑)

ここも休まずに通過。さぶろうさんを追いかける余力はなかったものの、休まずに動いていればもしかしたら?って感じで。

次は御岳山(第3CP)で目標timeは0:55。
大岳山からの下りは急な岩場で、夜中の雨で岩は濡れており、とても滑る。ここまで来て転倒したくないので、かなりゆっくりと下りた。けっこう抜かれたけど、でもやっぱり転びたくない。
そんな感じで岩場だらけの下りを終えて、神社のような場所が見えてホッとした瞬間に、大きな岩で滑って転げ落ち、左の腰と肘を強く打ちつけた。

クソっ。気を抜いた瞬間にこれだ。泥まみれにもなりつつ肘からは血が流れてた。しばらくそこから動けずにいると、後ろからランナーがやってきて、大丈夫ですか?と言った後に、言いにくそうに、申し訳ないがそこをどいてもらってもいいですか?とのことなので、あっ、そうですねってことで、それがきっかけで、なんとか立ち上がることができた。

で、そっから先は多少ガレているものの岩場などなくなるのに、さらに慎重になるアレキ(笑)
ようやくオアシスである水場にたどり着き、顔を洗ったり、肘の泥を洗い流したり、水をぐびぐび飲んだりしてリフレッシュして、また進む。

御岳山(58.0km) AM7:06
目標time 0:55 実time 1:19
total time 18:06
さぶろうtime 17:22

次は日の出山。目標タイムは0:35。
昨年に比べると、もう明らかに今年のほうがダメージが大きくて、とにかく止まらず、でも走れずに進んでいたけど、つらくて仕方なかった、だって昨年は一刻も早く日の出山に着いて、そっから魂の走りだぜ!って多少ウキウキしながらサクサク歩いてた区間だったもの。

あまりのダメージに、日の出山が近づくにつれて、そこから先の金毘羅尾根の11kmの下りを走り続けることなんてできるのか?魂の走りなんてできるんだろうか?つーか、そもそもそんなことする必要があるのか?などと思いながら歩いていた。
いや、これ、走るのなんて無理だよ、この脚じゃ。走る自分が想像できない。最後だけ走ったところでどうなるんだよ。

でも、チャレさんの言う、魂で走れって、それって、日の出山までで精根尽き果てるくらい力を出し切ってしまって、もう何も残っていない状態になっているけど、それでも走れってことなんだろうな。

もう出し尽くして何も残ってないから、使えるものは魂くらいしかないってことなんだろうか?だから速いとか遅いとか関係なく、きっと日の出山から先は、体はもう無理なんだよ、無理だから魂で走るんだよ、そっか、そうなんだ。

自分でもよくわからないけど魂について考察しながら、日の出山へのきつい階段を上った。

昨年ほどではないが、やはりのどかな日の出山(笑)
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日の出山(60.6km) AM7:43
目標time 0:35 実time 0:37
total time 18:43

さぁ、ここからは魂の走りだ!
と思いつつも、ここで予定にはない休憩を入れる(笑)
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ハセツネ2014レポ その10

ここで気になる、さぶろう情報のおさらいです(笑)

三頭山で20分の差を付けられて、さらに月夜見駐車場では50分の差が付いています。うげえっ(驚)
やはりリタイアを考えながら走っていては、差は広がる一方なんですね。

で、次は御前山を目指す。目標タイムは1:30。
昨年は御前山の上りが始まる前あたりで眠くてふらふらしながら歩いて幻覚のようなものを見たり、深夜の山の中を一人でビビりながら進んだこの区間。

今回は眠くはならず、淡々と進んだ。
この月夜見駐車場から先は、なんか息を吹き返したというか、体は疲労が蓄積され、脚の至る所が痛く、もうやめたいよ、という状態だったのだが、なんか気持ちはすっきりしたというか、とにかく休まず、止まらず、ゆっくり進もう、と思いながら、また実際にその通りに進むことができた。

さすがに御前山になると恒例の道端で寝ている方々がたくさんいらっしゃって、そんな人の姿を見かけるたびに、控えめにライトを照らして、その人が、さぶろうさんかどうか確認していた(笑)

それにしても暗闇の中で寝ているのはまだいいのだが、真っ暗な中で体育座りをして遠い目をしている人もいて、そういう人にライトが照らされ、その姿が不意に浮かび上がると、自分で照らしておいてなんだが、すごくビビる。

何度か、さぶろうさんらしき人を見かけて、よしっ、と思うのだが、どうも違う人のようで、まさか、さぶろうさんが、休まず、寝ずに、突き進んでいるとは思いもしなかったので、このあたりで絶対に寝ているはずだから、僕が寝たり休んだりしなければ追いつけるかもしれない、と思っていた。

まぁ、話ややこしくなるけど、僕が追いつけるかもしれないと思っていたさぶろうさんは、避難小屋で見かけた幻のさぶろうさんだから、本物のさぶろうさんに追いつけるかどうかなんて、本当はわかるはずもない。
ま、とりあえず僕は休まず立ち止まらずに淡々と進む。

御前山の上りが始まっても、この上りはフェイク山頂もあるし、もうそろそろか?なんて思わせられても絶対に騙されないからな!と思いながら進んでいると、気持ち的にはそれほどつらくはなかった。
今回はやはり三頭山が一番つらかったように思う。

それにしてもいつでもどこでも山頂ではスタッフの方が声を出していてくれるので、山頂に近づくとその声が本当に嬉しい。

御前山(46.6km) AM3:07
目標time 1:30 実time 1:26
total time 14:07

昨年は御前山山頂ですでに明るくなっていた。(AM5:33着)
しかし、今年はまだ真っ暗だ。真っ暗な山頂はただ寒いだけなので、そのまま通過。ちなみにさぶろうさんは御前山13:08なので59分差になり、さらに差を広げられている。
う~ん、少年野球のコーチって山で使う筋肉を鍛えることができるのだろうか?

次は大ダワ。目標タイムは0:55。大ダワでは15分の休憩を組み込んでいる。昨年はこの御前山からの下りで完全に朝となり、その日の出の力によって、かなり元気になり、サクサク進むことができて、なんの苦労も感じなかったようにすら思える区間だった。

しかし、今回はまだ夜明け前。つれえ。全くもって、つれえ。
しかもまったく覚えていなかったが、御前山から大ダワまでは完全に下りのみだと思っていたら、上りもけっこうあって、その度にけっこう本気で山に毒づいていた(笑)
ここ、けっこうつらかったけど、ここも休まず止まらず何も考えずに淡々と進んだ。

大ダワ(49.7km) AM4:13
目標time 0:55 実time 1:06
total time 15:13

昨年は1:00だったので、やはり夜明けの分だけ早いんだろう。ちなみにさぶろうさんが大ダワ到着14:42ということなので、先ほどの御前山で59分差だったものがなんと31分差に縮まる。

僕がすごい早いわけではないので、いったいさぶろうさんの身に何があったのだ?詳しくはさぶろうさんのブログで(笑)

大ダワでトイレに寄った。おにぎりとから揚げを一つずつ、お茶と一緒に食べる。まだ明るくならないので、座っていると寒い。
ハセツネってたぶん参加者の半分以上は夜明け前にゴールしてしまうんだろうけど、そんなの嫌だなぁ、と思った。
こんな夜間走行主体のつらいレースでも、夜明けの力の絶大さを、太陽の温かさを、昨年のレースでは感じることができた。それが喜びだった。

このレースで夜明けを感じられずにゴールしてしまったら、レースの楽しさ半減だなぁ、と思った。
というか、もう早く夜明けになってほしいな。いい加減つらくなってきた。なんならここで夜明けまで寝ていようかな、とも思ったが、寒いし、そういうわけにもいかないので、予定通り15分の休憩をして、立ち上がる。
いや、立ち上がったときには13分だったけど、15分までゆっくりした。

休憩 0:15
total time 15:28

さて、最後のラスボス的な山、大岳山だ。これをやっつけてしまえば、きつい上りはもうない。
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ハセツネ2014レポ その9

鞘口峠からはちょっときつい上りが始まる。
そこをゆっくりと上りながら、やっぱ気持ち悪いなぁ。月夜見でやっぱりリタイアだよなぁって思っていた。
う~んと、なぜだかわからないけど、この時は、とにかく完走してやるぜ!という気持ちはなかった。

完走ならもう昨年したし、ずっと歩いても完走できるんでしょ?と言われてきたし、だからやっぱり目標の18時間切りというものがなくなった時点で、いや、正確に言えば、18時間切りできなくても、そこへ向かってがんばったというようなタイムにならない時点で、こんなつらい思いをする意味がよくわからなくなっていた。

とりあえず月夜見まで行けば42km進んだことになり、フルの距離を進んだってことで何となくレースに参加した折り合いを付けられるような気がしたし、それにせっかく高額のエントリー代を払っているのだから、その高価な水やらポカリを飲んでからリタイアすれば、やり残したことは何もないと思えるだろう、と思いながら進んでいた。マジメにそう思っていた(笑)

用意した水分3リットルのうち、おにぎりと一緒に飲もうと思っていたペットボトルのお茶が3分の2くらい残っているだけで、あとはなくなっていた。それでも昨年ほど水分で焦ることはなかった。寒いというのもあるし、経験ということもある。

上り区間が終わると、あとは3kmくらいはほぼ平坦な道が続き、第二関門の月夜見駐車場へ着く。唯一のエイド、水かポカリ1.5リットルをもらえる場所だ。

平坦な道になると、サクサク歩き始めて、とにかく一刻も早く月夜見駐車場へたどり着いて、このレースを終わりにしたいという気持ちになる。
コースにはけっこう人がいて、僕はその集団の最後尾を歩いていた。いいペースで進まれているので、リズムよく歩ける。
すると、前の人が立ち止まり、僕に道を譲る。礼を言って抜く。しかし、僕は次でリタイアしたいのだ。レースをがんばりたいわけではない。

なので、前の人との間隔を数メートル以上空けて、さり気なく着いていくようにしていたのだが、なぜか、また前の人は立ち止まり、道を譲ってくれる。礼を言って抜く。

なんで?いや、抜きたいわけではなく、このペースに着いていきたいだけだし、そんな後ろにぴったり付いて、プレッシャーを与えているわけでもない。なんでだろう?
ライトを頭と腰の2つにしているので、その明るさが前の人にプレッシャーを与えているんだろうか?とかいろいろ考えてしまった(笑)

その後も、次々と前の人が立ち止まり、道を譲ってくれる。
しかし、道を譲った人々はその後、僕の後ろにぴったりと着いてくる。そもそも一番最初に道を譲った人は、ずっと僕のすぐ後ろでサクサク歩き続けている。

なんだよ?これ(笑)

とうとう集団の先頭にいた人に道を譲られた時点で、振り返り、その最初に道を譲ってくれた人に話しかけた。

あの、私、三頭山で気持ち悪くなって動けなくなって、だから月夜見でリタイアしようと思っているのに、どんどん道譲られて、なんかおかしいんですけど、と言うと、

あの、それって、もう復活してると思いますよ、と言われた。

復活? 復活・・・。復活ね。

そうかもしれない(笑)

月夜見駐車場(42.1km) AM1:20
目標time 1:00 実time 1:24
total time 12:20

ハイドレに水を1l、ペットボトルにポカリを500mlもらった。腰を下ろしてポカリを飲む。
やはり気持ち悪いのはまだ少し残っていて、ここで何かを食べる気にはなれずに、とりあえずライトの電池を交換した。リタイアするテントを眺める。昨年は、リタイアテントのことをすごく羨ましく感じ、またコース入り口の暗闇がとても怖く感じた。
なのに、こうやってリタイアテントを目の当たりにすると、とくにそのテントが羨ましいとは思えなかったし、コース入り口の暗闇を怖いとも思わなかった。

時計を見ると1:25くらいだった。

たしか、昨年はここに3:00くらいに着いたんじゃなかったっけ?え?昨年に比べてこんなに速かったの?
昨年の到着時刻はAM2:47だった。今年は1:20。

あれ?全然余裕じゃん?昨年より、もっとずっとゆっくり進んでも完走はいけるんじゃん。
あれ?なんでオレリタイアしようと思ってたんだろう?でんさんだっていいペースだって言ってたじゃんか。
おかしいなぁ。なんでリタイアなんて考えていたんだろう?リタイアするにしてもまだ考える時間がたくさんあるじゃん。

ここ月夜見駐車場は眩いばかりのライトが照らされて、とても明るい場所だ。
そのせいかどうかわからないけど、何となく正気になったような気がする。
とりあえずまだ気持ち悪さは残っていたので何も食べずに先へ進むことにする。

休憩 0:21
total time 12:41

昨年のハセツネでは次の御前山が一番きつかった。だからこの御前山を越えれば、いけるはず。
あと30kmじゃないか、と思いながら先へ進んだ。
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ハセツネ2014レポ その8

三頭山山頂では立ち止まらずに、その先へ進んだ。寒くて立ち止まれなかったし、とにかく早く下山してリタイアしようと思っていた。

三頭山避難小屋までは、設定ペースより遅れていても、まだまだ諦めるほどのタイムではないと思っていたが、さすがに避難小屋で40分くらい休んだ時点で、僕の目標はなくなり、そうなると急速にレースに対する興味を失ったというか、冷めてきたというか、萎えてきたというか、なんでこんな思いして71.5kmも進まなくてはならないんだろう?と思っていた。

いずれにせよ、下山しないことにはリタイアだってできないので、先へ進む。
鞘口峠まで下りれば、そこから1kmくらい行けば道路がある。そこから帰れるはず。とにかく鞘口峠だ。

この三頭山から鞘口峠までの下りはけっこう急で、そのせいで内臓が揺れるのか、どんどん気持ち悪くなる。だから本当にゆっくりとしか進めず、そんで、それはもう下りだから、これでもか!ってなくらいに抜かれる。
いくらレースに対する興味を失っても、次でリタイアしようと思っても、それはやっぱりげんなりする。

ゆっくりと進むうちに、雨は止み、体を動かしていれば寒さは気にならなくなり、高度が下がることで霧も晴れてくる。相変わらず気持ちは悪い。

う~ん、これ立ち止まると寒さで耐えられなくなりそうだ。そうすると鞘口峠でリタイアだと待ち時間の間に寒くて耐えられないかもしれない。4km先の月夜見駐車場のほうが暖かいテントやら毛布やらがあったよな?あそこでリタイアのほうがいいかもしれない。

そんなことを思いながら下り続けた。

鞘口峠(38.0km) PM11:56
目標time 0:45 実time 0:48
total time 10:56

やっとの思いで鞘口峠にたどり着き、すかさず隙間を見つけて、そんで寝る。
あぁ~、もうやめた!やめた!と思っていた。

え~と、別に自慢するわけではないが、今回のハセツネで、僕が寝たのはここだけだ(笑)

もちろんライトも消して暗闇の中で寝ていたのに、すぐに誰かが話しかけてきた。
でんさんだった。

でんさんは鞘口峠まで来て、寝ている人たちを見たときに、見覚えのある寝姿を見て、それが僕だとわかったらしい。
見覚えのある寝姿(笑)
ブログに寝姿を晒した成果か。

でんさんに、気持ち悪いからもうリタイアする。でもここでリタイアだと待つ場所があるかわからないから寒さで耐えられなくなりそう。だから月夜見まで行ってリタイアするか悩んでる、と訴える。
そしたら、でんさんがリタイアするというので驚いて、でんさんを見る。
でんさんって、力強く淡々と進み続ける人なので、でんさんからリタイアって言葉を聞くと思わなかったからだ。

体調不良に加えて、膝の踏ん張りが効かないらしく、鞘口峠までの下りで何回も転倒してしまったらしい。
じゃぁ、一緒に月夜見まで行く?と訊くと、そこまでも行けないと思うとのこと。
じゃぁ、オレもここでリタイアすると言うと、アレキさんは月夜見まで行ってとのこと。

いや、でもどうせリタイアだし、それにもう水分もほとんどないし、だからここでリタイアでいいよ、と言うと

アレキさんは月夜見まで行けるから。ここまでいいペースで進んで来てるから、とにかくゆっくりでいいから先へ行って。もしかしたら復活もあるかもしれないから、とにかく月夜見まで行って、と。

でんさんは、自分がリタイアするということをとても悔しそうに話しつつも、僕のことをすごく励ましてくれて、じゃあ、とりあえず月夜見まで行ってみるよ、ということになった。

いろんな思いを振り切るようにスタッフの人にリタイアを告げたでんさんはコースを外れて行ってしまった。
そのまま、まだ寝ていようと思ったが、なんか寝ていられずに、とにかく月夜見まで行こうと思って立ち上がり、それで先へ進んだ。
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